中2の学習につまずく生徒に向けた「手で書く学び」の重要性|ガリレオ理数進学塾

NHK報道でも注目された“書く学び”の価値を、心理学と塾の実践から紹介。

「ちゃんとノートに書いて勉強してるのに、テストになると答えが出てこない…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

中学2年生は、内容が一気に難しくなり、成績の波も出やすい時期。
実は、「書く」ことのやり方ひとつで、理解や記憶の深さが大きく変わってきます。

NHKも報じた“タブレット学習の落とし穴”をきっかけに、
今、改めて「手で書く学び」の大切さが見直されています。

心理学と脳科学、そして塾での具体的な実践から、
本当に「記憶に残る学び」とは何かを一緒に探ってみませんか?

「書いているのに覚えていない?」保護者の不安の正体

「うちの子、ちゃんとノートに書いてるのに、全然覚えてないみたいで…」
面談で、ときおり耳にする言葉です。

書いているはずなのに定着しない――その背景には、「ただ書いているだけ」の学びと、「自分で考えて書く」学びの違いがあります。

今、多くの学校やご家庭ではタブレット学習が主流になりつつあります。
文部科学省の「GIGAスクール構想」により、小中学生1人1台の端末配布が進み、

NHKの報道(2025年6月29日)によれば、すでに全国の小中学校の9割以上が週3日以上端末を活用しているそうです。

教育のデジタル化が進む一方で…

NHKの報道では、現場の先生方から次のような声が紹介されています。

● 文字を丁寧に書けない子が増えてきた

● 動画を見るだけで学習が受け身になりがち

● 読み書きの力が弱くなってきている

こうした課題に対して、東京都多摩市の小学校では「教科書の視写」や「読書の時間」を改めて見直す取り組みを始めたとのことです。

👓 ガリレオ理数進学塾としての見解

こうした現象を「想定外」とする声もある一方で、
私たちのように日々、生徒たちと向き合っている立場から見ると、
「あらかじめ想定し、丁寧に備えるべきだった課題の一つ」という印象を受けます。

子どもたちの思考力や記憶力は、
「書く」「描く」「話す」といったプロセスを通じて、少しずつ育まれていくものです。
どれだけ便利な教材やツールがあっても、
それだけで“深い理解”が自然に生まれるわけではありません。

だからこそ、ガリレオ理数進学塾では、
「ノートを書く」「図を描く」「口に出して説明する」といった
“手を動かしながら学ぶ”アナログな営みを、大切にし続けています。

科学と心理学が示す「書くこと」の力とは?

京都大学・石井英真准教授(教育学)は、NHKのインタビューでこう語っています。

「ノートを手書きするというのは、全身運動。定着しやすく、残りやすい」

これは教育心理学における「身体性認知(Embodied Cognition)」の考え方に基づいています。

● 図形を自分で描くと、空間の理解が深まる

● 地図を手書きすると、地名が定着する

● 手で折ったり組み立てたりすることで、立体の本質を理解できる

さらに、教育心理学者 Mueller & Oppenheimer(2014)は、
「キーボード入力よりも手書きの方が、学習内容の理解が深まる」ことを示す研究結果を発表しています。

ノートを「写す」のではなく、「自分の言葉で書く」こと。
これが、記憶に残る「生成的学習(Generative Learning)」につながるのです。


ガリレオ理数進学塾の実践:「書く・描く・説明する」学び

ガリレオ理数進学塾では、こうした知見をふまえ、手を動かしながら深く考える学びを大切にしています。

🔶 ノートの手書き指導

数学では途中式を書くことを徹底しています。
答えだけでなく、「なぜその考えに至ったのか」「どの図で説明できるか」をノートに書いて表現するよう指導しています。
講師がノートを一人ひとり確認し、「どこでつまずいたか」「どう考えているか」を見抜いて、対話形式で丁寧にフィードバックします。

🔶 作図・体験・観察による“アナログな学び”

● 図形を切って貼る、立体を作る

● 月の満ち欠けは模型を使って観察

● グラフを手で描く

こうした活動を通じて、「見て・触って・考える」体験型の学びを実践しています。
ただの“暗記”ではなく、“本当に使える力”に変えていくのが私たちの目指す教育です。

🔶 「なぜそう考えたのか」を言葉にする

指導では、ただ答えを教えるのではなく、「自分の考えを説明する力」を育てます。
「どうしてそう思ったの?」「他の考え方はないかな?」と問いかけながら、思考を深め直す機会をつくります。


🎯 まとめ:「手を使って考える力」が、試験で生きる力になる

AI教材やタブレット学習が進んでも、
「書いて・考えて・説明する」学びの価値は色あせません。
むしろ、それができるかどうかが、定期テストや入試で大きな差になるのです。


📌 無料体験・学習相談 随時受付中

「がんばっているのに成績が伸びない…」
「AI教材だけでは不安…」
そんなご家庭にこそ、“手を動かす学び”の効果を体験していただきたいと考えています。

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対象中学校:椚田中・横山中・陵南中・浅川中・館中・七国中・南多摩中等教育・穎明館・工学院 など
対応学年:中1〜中3/中高一貫校生/中学受験生/小4~小6/(高校生は現在定員のため募集停止)


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